2012年08月24日

肌の保湿ケアのポイント

肌の保湿ケアをするには、実際にはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

肌の表皮の上を覆うように、皮脂膜があります。
これは、汗腺からでる汗と皮脂腺から出る皮脂(脂分)がまざりあったもので、皮膚表面に薄い膜を作っています。
皮脂膜があることで、肌から水分が蒸発することを抑え保湿効果を保っています。

また、肌への摩擦抵抗を減らし、表皮の摩耗や肌荒れを防いでいる機能も持っています。
皮脂膜には脂肪酸が含まれており、これにより肌は弱酸性に保たれています。
弱酸性の肌は抗菌作用を持っており、細菌やウィルスの侵入や繁殖を防いでいます。

しかし肌の表面の皮脂膜は、少なく過ぎても多すぎても保湿や肌の健康に良くありません。
皮脂量が少ないと、十分に肌の保湿力を保つことができません。
肌荒れやシワの原因となります。
逆に皮脂量が多いと、脂肌といわれるべたつく肌になり、皮脂は汚れて肌に悪影響を及ぼす有害物質に変化します。
肌の炎症やニキビの原因になってしまいます。

肌の保湿ケアでは、この皮脂膜を適切な量に保つことを心がけましょう。

肌の表面についた汗と埃は水洗いで十分に洗うことができます。
ぬるま湯を用いるとよいでしょう。

皮脂成分は洗顔石鹸などを十分に泡立てて、泡で優しくなでるようにして洗います。
お化粧には、それぞれの肌に合うクレンジング剤でなでるように優しく洗い落します。
一生懸命こすると肌の表皮を剥ぎ取ってしまうことになり、肌荒れの原因となり、保湿効果も失われてしまいます。
古い角質層や余分な皮脂を取り除くのには、クレイパックも効果的です。

洗顔後は、保湿化粧水で肌に水分を補給し、保湿クリームや乳液で肌の水分を逃がさないようにバリアを作っておきましょう。
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肌の保湿のメカニズム

肌はどうやって水分を表皮にとどめて保湿しているのでしょうか。

肌の保湿効果は、皮膚表面にわすか0.02oの厚さで角質層によって守られています。0.02oというのは、食品保存に使うサランラップと同程度の厚さですから、非常に薄い膜であると言えます。

角質層では、角質細胞が10〜20重に重なり、角質細胞の隙間をセラミドやコラーゲンなどの細胞間物質が満たしています。
角質細胞には、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる肌の水分保湿に重要な役割をはたす物質が含まれています。これは角化細胞(ケラチノサイト)から作り出されるたんぱく質が関与しています。

NMFは、アミノ酸、乳酸、尿素、塩基などで構成されており、水分と結合しています。
細胞間物質は、角質細胞の水分の蒸発を抑え、外部からの刺激から肌を守る役目を果たしています。
水分によくなじむ親水基と脂との相性がよい親油基の両方の性質をもち、交互に層になって重なってラメラ構造を形成しています。

細胞間物質は、ケラチノサイトの角化過程途中に作られ、6種類のセラミドが成分の過半数を占めています。
その他にも有利脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどが含まれ、保湿に効果をもたらしています。

お風呂に入ったり、手を洗ったりしても、肌から多くの水がしみ込んでいくことはありません。
むしろ健康な肌は水をはじいてしまいます。言い換えれば、肌の表面は水分を通しにくくなっていると言えます。
表皮の外側にある皮脂成分がバリアとなって、内部の水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を維持しているのです。

したがって、肌への保湿効果を高めるために、水分を肌に直接塗っても、保湿されにくいことはよく理解できることです。
それぞれの保湿因子の働きを理解して、上手にスキンケアを行うことが大拙です。
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2012年08月23日

お肌によって違う保湿ケア

肌の保湿ケアは、肌の状態によって異なります。
あなたの肌は乾燥肌ですか?脂質肌ですか?
アトピー性皮膚炎などのアレルギーをお持ちですか?
それぞれの肌質に似合った保湿ケアを行い、効率よく肌へ水分を保湿しましょう。

乾燥肌の保湿ケアは特に重要です。

乾燥肌(ドライスキン)は、皮脂膜の皮脂量の低下や表皮の細胞間物質の量が減ることにより、水分が失われやすく保湿維持が難しくなっています。
乾燥肌では、表皮が薄くもろくなっています。
肌にはりや艶がなく、しわやくすみもできやすくなります。古くなった角質がめくれあがり白っぽく粉をふいたようになることがあります。

乾燥肌の原因は、皮脂分泌量の低下、天然保湿因子(NMF)の低下、細胞間物質の低下です。老化や血行不良などで起こります。
アトピー性皮膚炎の人の細胞間物質セラミドは、一般の人の3分の1程度しかないことが分かっています。

乾燥肌の人の保湿ケアは、肌の持っている天然保湿因子と細胞間物質(セラミド、コラーゲン)の量を維持し、水分を十分に補給することから始まります。
水分を十分に補給し、それをとどめておくには、保湿成分を含んだ化粧水やクリーム、乳液を利用して、上手に肌に保湿効果をもたらすことが大切です。
また、クリームや乳液は、少ない皮脂分泌量による表皮の保護被膜の補強を行い、肌から水分を蒸発しにくくし保湿効果を高めます。

脂質肌は、乾燥肌と違い皮脂分泌量が多くなっています。
肌の保湿効果は十分ですが、逆に水分が皮脂膜が厚くなっているので、水分が蒸発しにくくなっています。
また、多すぎる皮脂分泌は、肌がべとつき、細菌やウィルスが繁殖しやすくなっています。
肌の表面が不潔になり、ニキビなどの炎症が起きやすくなっています。

脂質肌の人の保湿ケアは、まず肌の表面を清潔に保つことから始めましょう。
洗顔石鹸や化粧水には、アルコールなどを含むものを使用するとさっぱり感があり、肌のべとつきを抑え清潔に保つことができます。

肌の表面に皮脂分泌量が多くても、表皮には水分が少ない人もいるので、保湿ケアはしっかりとした方が良いでしょう。
さっぱりタイプの保湿化粧水やクリームなどを使用して肌の収れん効果を利用しましょう。
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