2012年08月24日

肌の保湿のメカニズム

肌はどうやって水分を表皮にとどめて保湿しているのでしょうか。

肌の保湿効果は、皮膚表面にわすか0.02oの厚さで角質層によって守られています。0.02oというのは、食品保存に使うサランラップと同程度の厚さですから、非常に薄い膜であると言えます。

角質層では、角質細胞が10〜20重に重なり、角質細胞の隙間をセラミドやコラーゲンなどの細胞間物質が満たしています。
角質細胞には、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる肌の水分保湿に重要な役割をはたす物質が含まれています。これは角化細胞(ケラチノサイト)から作り出されるたんぱく質が関与しています。

NMFは、アミノ酸、乳酸、尿素、塩基などで構成されており、水分と結合しています。
細胞間物質は、角質細胞の水分の蒸発を抑え、外部からの刺激から肌を守る役目を果たしています。
水分によくなじむ親水基と脂との相性がよい親油基の両方の性質をもち、交互に層になって重なってラメラ構造を形成しています。

細胞間物質は、ケラチノサイトの角化過程途中に作られ、6種類のセラミドが成分の過半数を占めています。
その他にも有利脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどが含まれ、保湿に効果をもたらしています。

お風呂に入ったり、手を洗ったりしても、肌から多くの水がしみ込んでいくことはありません。
むしろ健康な肌は水をはじいてしまいます。言い換えれば、肌の表面は水分を通しにくくなっていると言えます。
表皮の外側にある皮脂成分がバリアとなって、内部の水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を維持しているのです。

したがって、肌への保湿効果を高めるために、水分を肌に直接塗っても、保湿されにくいことはよく理解できることです。
それぞれの保湿因子の働きを理解して、上手にスキンケアを行うことが大拙です。
posted by 保湿 肌 at 00:00| 肌の保湿ケアをするときに注意すること | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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