2012年08月24日

肌の保湿ケアの原理

肌の保湿を上手に行うには、まずは肌の構造と保湿ケアは何をしているのか、その仕組みを知っておくと、より一層効果的です。

肌、つまり皮膚細胞は、外部環境から体を守るために、体の表面すべてを覆っています。私たち人間が地球上で空気に触れて生活できるのは、皮膚細胞が体内の水分の蒸発を抑え保湿力を維持してくれているからなのです。
皮膚細胞は表面積大人の場合1.5〜2.0平方メートルくらい、重さにして5〜10sくらいある人体では最も大きい器官です。

皮膚細胞は、薄い表皮と厚みのある真皮から成り立っています。

真皮には基底層、有棘層、顆粒層、角層があり、その外側に表皮があります。
基底層で作られた皮膚細胞は有棘層、顆粒層、角層と14日かけて外側に押し出され、角層に14日間程度とどまります。
角層は、肌の保湿成分の多くを保持し、肌のみずみずしさを保っている源であると言えます。
角質にある確執細胞はコーニファイドエンベロープと呼ばれる膜で覆われていて、角質細胞の中にはNMF(Natural Moisturizing Factor)と呼ばれるアミノ酸の一種で、天然保湿因子が存在しています。

角質細胞同士の隙間には、セラミド、コレステロール、脂肪酸で構成された細胞間物質で満たされており、NMFを外へもらさないように固めています。
角質細胞がレンガだとすると、細胞間物質はモルタルやセメントのようなものです。

角質細胞は表皮に押し出され、垢として剥がれ落ちます。このように肌の奥の組織から次々と新しい皮膚細胞が作られ、毎日1層ずつ垢として古い角質細胞が剥がれ落ちていきます。
一般成人ではほぼ1ケ月かけて表皮組織全部が新しく入れ替わりますが、加齢を重寝るとそのサイクルは数か月になることがあります。

肌の保湿を効率よく行うためには、最も保湿に重要な天然保湿因子と細胞間物質をより真皮に多くとどめておくかがカギとなってくるのです。
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肌の保湿ケアのポイント

肌の保湿ケアをするには、実際にはどのようなことに気を付ければよいのでしょうか。

肌の表皮の上を覆うように、皮脂膜があります。
これは、汗腺からでる汗と皮脂腺から出る皮脂(脂分)がまざりあったもので、皮膚表面に薄い膜を作っています。
皮脂膜があることで、肌から水分が蒸発することを抑え保湿効果を保っています。

また、肌への摩擦抵抗を減らし、表皮の摩耗や肌荒れを防いでいる機能も持っています。
皮脂膜には脂肪酸が含まれており、これにより肌は弱酸性に保たれています。
弱酸性の肌は抗菌作用を持っており、細菌やウィルスの侵入や繁殖を防いでいます。

しかし肌の表面の皮脂膜は、少なく過ぎても多すぎても保湿や肌の健康に良くありません。
皮脂量が少ないと、十分に肌の保湿力を保つことができません。
肌荒れやシワの原因となります。
逆に皮脂量が多いと、脂肌といわれるべたつく肌になり、皮脂は汚れて肌に悪影響を及ぼす有害物質に変化します。
肌の炎症やニキビの原因になってしまいます。

肌の保湿ケアでは、この皮脂膜を適切な量に保つことを心がけましょう。

肌の表面についた汗と埃は水洗いで十分に洗うことができます。
ぬるま湯を用いるとよいでしょう。

皮脂成分は洗顔石鹸などを十分に泡立てて、泡で優しくなでるようにして洗います。
お化粧には、それぞれの肌に合うクレンジング剤でなでるように優しく洗い落します。
一生懸命こすると肌の表皮を剥ぎ取ってしまうことになり、肌荒れの原因となり、保湿効果も失われてしまいます。
古い角質層や余分な皮脂を取り除くのには、クレイパックも効果的です。

洗顔後は、保湿化粧水で肌に水分を補給し、保湿クリームや乳液で肌の水分を逃がさないようにバリアを作っておきましょう。
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肌の保湿のメカニズム

肌はどうやって水分を表皮にとどめて保湿しているのでしょうか。

肌の保湿効果は、皮膚表面にわすか0.02oの厚さで角質層によって守られています。0.02oというのは、食品保存に使うサランラップと同程度の厚さですから、非常に薄い膜であると言えます。

角質層では、角質細胞が10〜20重に重なり、角質細胞の隙間をセラミドやコラーゲンなどの細胞間物質が満たしています。
角質細胞には、天然保湿因子(NMF)と呼ばれる肌の水分保湿に重要な役割をはたす物質が含まれています。これは角化細胞(ケラチノサイト)から作り出されるたんぱく質が関与しています。

NMFは、アミノ酸、乳酸、尿素、塩基などで構成されており、水分と結合しています。
細胞間物質は、角質細胞の水分の蒸発を抑え、外部からの刺激から肌を守る役目を果たしています。
水分によくなじむ親水基と脂との相性がよい親油基の両方の性質をもち、交互に層になって重なってラメラ構造を形成しています。

細胞間物質は、ケラチノサイトの角化過程途中に作られ、6種類のセラミドが成分の過半数を占めています。
その他にも有利脂肪酸、コレステロール、コレステロールエステルなどが含まれ、保湿に効果をもたらしています。

お風呂に入ったり、手を洗ったりしても、肌から多くの水がしみ込んでいくことはありません。
むしろ健康な肌は水をはじいてしまいます。言い換えれば、肌の表面は水分を通しにくくなっていると言えます。
表皮の外側にある皮脂成分がバリアとなって、内部の水分の蒸発を防ぎ、保湿効果を維持しているのです。

したがって、肌への保湿効果を高めるために、水分を肌に直接塗っても、保湿されにくいことはよく理解できることです。
それぞれの保湿因子の働きを理解して、上手にスキンケアを行うことが大拙です。
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